ここのところ本業の方がいろいろとワケありで、多少疲れもたまってきて、それこそ流行の鬱病でもになりそうな毎日を、なんとかかんとかやり過ごしていたのだが、こういうときに限ってたいへんなモノを背負い込むことになる。もっとも神のいたずらなどでは決してなく、すべて自分のせいであることは充分わかってはいるのだが。。。
昨日の夕方、もうそろそろ日も暮れてくるころ、仕事を終えて自宅へ向かう国道を走っていた自分は、はるか前方の対向車線上でカラスが2匹、なにか白い紙くずのようなものをつついて遊んでいるのに気がついた。ちなみに自分は自宅にカラスが同居しているから、対向車に轢かれなければいいなと心配してやりながら、スピードを緩めて近づいてみたのに、この、クソガラス!
紙くずだと思った物体が、気のせいか動いたような気がした自分は車を急停車。ちなみに自分の愛車は装備重量が 2.5 トンを超える大型車のうえ、昨日こちらの天候は雪だった。疲れてもいたからどうしようか少し迷ったのだが、ABS をフル作動させて車を停めた。神のいたずらなどではなく、すべて自分の責任である。
自分はどちらかといえば飛ばし屋のほうであるから、後続車ははるかかなたではあったが、もう日も暮れかかっていてかなり視認性も悪い。対向車も近づいてきている。直ぐに降りて、カラスがつついて遊んでいた物体をみると、なんだかはよくわからないが出血している。鳥らしい。この、クソガラス!あわててひっつかんで車に飛び乗り、助手席の家内の膝の上に乗せ、すぐに車を発進させた。車内のライトを点けてみてビックリした。尾羽根はむしられ、クチバシの付け根やら鼻腔からは出血はしているものの、トサカをたて、まん丸の瞳でこっちを見ている。
ヤマセミである。自分は写真を嗜むのでヤマセミの写真も撮影したこともあるのだが、ヤマセミの成鳥は概ねハトよりは大きい。ところが家内の膝の上のコイツは過去に見たことのあるヤツよりもだいぶ小さい。カラスに続き、今度はヤマセミか。また野鳥だ。治療法どころか、飼育法すらわからない!
カラスでさえ獣医に断られるぐらいだから獣医は期待できない。過去、何度も獣医にいろいろなモノを運び込んだが、野生動物はすべて死んでいる。いつか釧路動物園に必死の思いで運んだエゾシカも結局、安楽死になってしまったし、120 キロ離れたエゾシカ専門の獣医のところへ運んだエゾシカは、その夜獣医のところでキツネに襲われて死んでいる。
要するに、野生動物はいったん怪我をすれば、ほぼまちがいなく助からないということだ。どうせどこかへ運んでもムダなことは今までの経験でイヤというほどわかっているから、運ぶのはやめた。とりあえず鼻腔にこびりついていた血の固まりを拭ってやったら、クチバシからゴボッと血を吐いた。
低温のパッドの上にゲージを置いて木のスノコの上にワラを敷いてやって、室内を真っ暗にして一晩様子を観ることにした。一番仕事疲れがたまっている土曜日に、寝不足だよ。いやはや。。。
この写真は今日の午後、そっと撮らせてもらったものだ。ということは、そう、まだ、生きているんだよ!

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